午前中に授業のあった女子ひとりをランゲージセンターまで迎えにいって,3人でタクシーへ。乗ってすぐは道が混んでいたのですが,だんだん開けてきて,無事時間には間に合いました。12時にまたここに来てくれるように頼んで,いよいよ人生初の表敬訪問です。ネクタイをしめ直して大使のお部屋に入ります。
まずは自己紹介。命を受けていた東京外国語大学の学部生らが現地の新聞を翻訳し一般に公開する「日本語で読む中東メディア」プロジェクトの宣伝もしっかりして参りました。他にもクウェートでの生活やランゲージセンターの様子など30分くらいお話しして,お部屋を失礼いたしました。帰りも同じように3人で乗って,行き帰り合わせてひとり2KDずつ払うことにして合計6KD。われわれが値段を決めているので,これが安いのか高いのかよくわかりません。
部屋へ戻ってFacebookを確認すると,ランゲージセンターのグループに今日の授業が13時からに変更になったという情報が流れたので,急いで着替えてランゲージセンターへ。
教室に入るといつもの半分くらいしか学生がいない…。昨日もらったプリントの続きで,一段落の中から重要な語を選んで,それを先生に解説してもらいます。それが終わると,創造的才能についての小話。その後クウェートの政治の話に。そのまま1時間以上その話が続いて15時くらいで今日のところは解散。僕は教材を使うよりは,こういった授業形式の方が良いと思っています。語学教材からは学ぶことのできない内容を,ちゃんと話についてきているか確認しながら伝え,その一方で関連する留学生の出身国の状況を各学生に答えさせるという形で,相互的な授業が実現されています。大学教員が授業をしているので,脱線の内容も奥が深いです。確かに休みは他の先生に比べて多いかもしれませんが,決して退屈することのない質の高い授業だと思います。「語学学校」と「大学のランゲージセンター」との違いがこういったところにあるのかもしれません。
今日の板書 |
毎週木曜日17時ちょうどに男子寮の裏手からスーク・ムバーラキーヤ行きの寮のバスが出ているらしく,今日は中国人の友人2人と台湾人1人,われわれ日本人2人で夕飯を食べにいくことにしました。バスは途中「ムサンナー・コンプレックス」やほか数カ所で停まって,終点がスーク・ムバーラキーヤの模様。帰りは,20時に降りたところのおよそ反対側に来るとのこと。
ほぼアフリカな車内 |
中国人1人と台湾人1人は,旅行会社に用があるみたいで,残りの3人で先にスークへ。 まずは前回写真を撮った八百屋のおっちゃんのところへ向かいます。印刷した写真を渡すと,すごく喜んでもらえたみたいで,お礼にとリンゴ3個とぶどう1房をいただきました。
その後は屋外フードコート付近の広場で座りながらおしゃべり。われわれは英語で伝わらなかったらアラビア語で,あるいはその逆,それでもダメなら漢字を見せ合えば即座に意思疎通がとれます。最初から筆談のほうが早く確実に伝わったりすることも。
屋外フードコート |
気づいたら外が暗くなってきて,モスクからアザーン(礼拝への呼びかけ)が聞こえてきます。旅行代理店に行っていた2人と合流して,夕飯へ。
モスク |
今回は「ダルク・サヒール(دلق سهيل)」というお店にしました。
今回選んだお店 |
食事はホンモス,ケバブ,チキンマサラ,アラブ風パイを注文。クレソンをドサッとのせただけのサラダとナンのようなパンは無料で出てきます。飲み物はメロンジュースを頼みました。
羊のケバブ |
鶏と羊のケバブ |
中に羊のひき肉を包んだパイ |
メロンジュース |
食べきれないほどの料理が出てきて,5人で11.91KD。味は以前食べたところとそんなに変わりません。食べ終わったらゆっくり歩いて,寮のバスで帰宅。
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