2013年10月7日月曜日

コネ

今日の授業は特別に12時から14時まで。まずは物語の構成要素について。物語は「時間と場所」「主人公」「問題」「解決」の4つで成り立っており,その解決には,ハッピーエンディング的「解決」,予想外な「解決」,オープンエンディング的「解決」の3通りがあるとのこと。この分類にしたがって,今まで読んでいた文章を分析。

次は出身国ごとに集まって,その国で代表的な物語を紹介。日本人は僕一人なので,イタリア人と韓国人とグループを作って,イタリアで最も有名な物語を紹介することに。15分くらいかけて話し合いながら概要を作って,それぞれのグループごとに発表。これにて授業は終了。

実は昨日,クウェート大学で開講されている日本語講座担当の方にご挨拶をしようと思って,クウェートで日本語を学んでいる人用のFacebookページを眺めていたら,2人のそれらしき方が見つかり,お二方にメッセージを送ったところ,一方は見事に講座を担当している先生だったのですが,もう一方の方が実はクウェート人だということが判明。Facebook上の名前が日本語名で,まさかクウェート人だとは思いませんでした…。本名はアブドゥッラッザーク(عبد الرزاق)さん(23歳)。今日は,彼と会うことになっています。

15時ごろに寮前で待ち合わせて,社会科学部の食堂でおしゃべり。シャワルマ(トルコではドネルケバブ)をちゃっかりおごってもらっちゃいました。

社会科学部にある食堂のシャワルマ

彼は現在「Kuwait Institute for Scientific Research(معهد الكويت للأبحاث العلمية )」で働いていて,すでに日本語講座は,クウェート大学で開講されている授業の中で最も上のレベル(レベル3)を修了しているとのこと。アニメが,日本語へ興味のきかっけだそうです。

夜は,以前本奨学金で留学されていた方の紹介で,フサイン(حسين)さん(27歳)とお会いすることになっています。フサインさんは警察にお務めで,見た目もまさに筋肉隆々の警察官。今年度の留学生全員と一緒にイラン料理に連れて行ってくださります。

イラン料理レストラン

お店の名前は「シェリーン・バヌ(شيرين بانو)」。中に入ると豪勢なシャンデリア。

豪華なシャンデリア
ドゥクというイランのしょっぱいヨーグルトドリンクと,ひな鳥をほぼ丸ごと焼いたプレートを注文。ご飯の量が多くて,食べきれませんでした…。

ドゥク

ひな鳥

食後はお茶を飲みながらゆっくりとおしゃべり。パスポートも在留許可証も市民カードもない僕らに「困ったことがあったら遠慮なく連絡をしてくれ」と電話番号を教えてくださいました。まさに頼れる兄ちゃんって感じです。

イラン風のポット

これで警察へのコネ,こちらで言う「ワスタ(وسطة)」をゲット笑。こちらの世界ではコネが幅を利かせていて,市民カードの手続きも通常何週間もかかるものが,コネを使うと5分で終わったり,給料もコネで変わったりする模様。

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