クウェート留学の日々: 日本ポップカルチャー祭：初日

昨日は遅かったので，今日はかなりの朝寝坊。昼もろくに食べず授業へ。今日は最初の数十分で，昨日の出来事についてみんなからの発話を求められ，そこから本題へ。今日はシリアのダマスカスについての文章を読みます。まずは自分たちで黙読。その後，二人組をつくってお互いに朗読。そして，先生の解説。脱線として，インフルエンザの語源の話や，昔の離婚事情について説明してくださいました。インフルエンザの語源は，実は「アンフ・アル=アンザ（أنف العنزة）」つまり「ヤギの鼻」だとか，この地域では昔，女の人が男の人に離婚を宣言していたとか，だいぶ興味深い話でした。もっと詳細を聞きたかったです。

今日の授業

さて，今日は「National Library of Kuwait」で開催される「日本ポップカルチャー祭」のお手伝いです。日本国大使館ブースでの来客への応対が主な仕事。内容は，とりわけ秋葉原と原宿に代表される日本のポップカルチャーについてです。またアイマンさんに連絡して，寮前まで来てもらいました。今回は2KD。

ネコと遊びながらタクシーを待ちます

中に入ると，自分のことを「ミシマ・カズヤ」と名乗るクウェート人が僕らを案内してくれました。明らかに見た目が日本人ではないにもかかわらず日本名を名乗ることにショックを受け，しばらく名前を覚えることができず…。

大使館ブースとカズヤさんの目から下の部分

ちなみに彼は，毎年大使館のお手伝いをしてくださっているボランティアの方みたいです。われわれ男子は，はっぴを上から羽織り，女子は着物へ着替えに。ぼちぼち人がやってきてしばし対応。基本，対応は英語です。クウェート人，特に若い人は英語が流暢。人が徐々に集まりだしたころ，大使がいらっしゃり，ご挨拶。18時からのオープニングセレモニーでスピーチをされるようです。オープニングセレモニーは立ち見が出るほどの大盛況。

オープニングセレモニー

オープニングセレモニーが終わったので，再びブースへ。4時間以上ほぼ立ちっぱなししゃべりっぱなしで来客の対応。なかにはクウェート大学の日本語講座を取ろうとしているという方もいらっしゃり，そういった将来的に来日するであろう方々には，名刺をお渡ししておきました。終わるころには最後の一枚を残して，持ってきた名刺がすべてなくなってしまい，名刺の写真をとってもらうことで対処。ところどころ「君たちはここで何をしているんだ？」とか「君たちは大使館の職員なのか？」とか答えるのに難しい質問を上手く切り返しつつ，すきをみてあたりを散策。