2013年9月28日土曜日

人の和

昼過ぎに起きて部屋でごろごろ。気づいたら夕方に。

今日は「日本ポップカルチャー祭」で出会ったアブドゥッラフマーン(عبد الرحمن)さん(25歳)が「360(スリーシックスティー)モール」を案内してくれることになっています。彼は地方自治体の職員さん。寮まで迎えにきてくれました。今回はじめてこちらの挨拶の仕方を体験。握手をしてから,その後右ほほ,左ほほを合わせます。僕はこの挨拶の仕方を気に入っています。挨拶も終わりモールへ向けて出発。

360モールの外観

360モールは,3階建ての円形モールです。他のモールと同様に,海外のブランド店やフードコート,ゲームセンターなどがあります。ぶらぶらしてから「Geant」というスーパーマーケットでふたり分の日用品合計9.730KD購入。

噴水

その後「Caribou Coffee」 へ。2KDでチョコミント味のフラペチーノを購入。だいぶ気に入りました。このお店,日本でみたことないですが,米国には結構あるようです。

カリブーコーヒー

チョコミントフラッペ

そこで彼の友人を紹介してもらいました。今年の12月に東京を訪れるとか。なんとたいへんめでたいことに来年春に結婚するらしく,なんと結婚式にわれわれを招待してくださるそうです(إن شاء الله)!それまでに流暢にしゃべれるようにならなくては…。2時間くらいお話しして,お別れ。友人の和が日に日に広がっていきます。

Caboria

その後「Caboria」でインド料理のファストフードをおごってもらいました。シャワルマというそうです。ナンのようなもののなかに,味のついたチキンが入っています。

シャワルマ

帰り道,アラブに対するメディアのあり方や,イスラーム教徒の実像,宗教について話し合いました。特に宗教に関して,僕はこれといって何かを信じているという自覚はありません。この「信心がない」という状態について,どうしても伝えておきたいことがあって,彼に伝えてみました。うまく伝えきれたかどうかはわかりませんが「特定の宗教や神的存在を信じていないことは,道徳(モラル)の有無とは無関係であり,道徳は人間であれば,誰にでも備わっている基本的な良心だ」ということです。彼がイスラーム教徒であることは十分知っていましたし,このようなデリケートな問題に首を突っ込むのは,これからの関係を考えるとよくないなと思ったりもしましたが,今回正直に伝えてみてよかったと思っています。彼もこのことに同意してくれました。彼はその後「誰が何を信じようが信じまいが,相手に敬意を払ってさえいれば,何の問題もなく,その敬意こそが最も重要である」と言ってくれました。僕もそう思います。寮まで送ってもらって,熱い握手を交わしお別れ。

時計は0時近くになっていましたが台湾人の友だちがまだ起きていたので,彼を部屋に呼んで中国と台湾の関係についていろいろと教えてもらいました。前回のディーワーニーヤの場で台湾の帰属に関する話がでたのですが,その時に台湾人ふたりは言語的な問題で自らの立場を表明しきれなかったため,もどかしい思いをしたのだとか。この話題はだいぶ込み入った話のようで,中国人と台湾人同士ではなるべく話さないようにしているとのこと。他にもいろいろと話して,気づいたらもう朝になっていました。シャワーを浴びて就寝。

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